節約たまき本まき。世の中寸評記。

考える、ありふれた建売戸建にて。

地べた好き養老孟司隈研吾

養老孟司さんの本はたくさん持っているが、

『日本人はどう住まうべきか?』(新潮文庫

は、隈研吾さんとの対談をまとめたものだ。

10年くらい前のものであるが、

折に触れて読み返している。

 

1937年生まれの養老先生と

1954年生まれの隈研吾さんは、

栄光学園中学・高校の先輩後輩なのだとか。

 

二人に共通しているのは、

「現場主義」ということだ。

ものすごく頭脳明晰であるにも関わらず、

決して観念的にならない。

手で触るもの、肌に触れるもの、

目も前にある「それ」を無視しない。

だから養老先生は解剖学者であったし、

虫取り名人でもあるし、

隈研吾さんは環境と共生する

「負ける建築」を目指している。

 

本書は「住まい」についてである。

現在の都市の得体の知れない息苦しさの原因は何か。

それは、均一化されたコンクリートの高層マンション

に住み、高層ビルにある仕事場に通うことによって、

人間が、地面から遠くに離れて、

観念的なり過ぎたからではないだろうか・・・

というのである。

 

もともと日本人には「土地と繋がる身体感覚」があって、

環境と共生して「だましだまし」生きていたという。

日本人には「地べた」が大事なのだという。

 

言われてみるとそんな気もする。

 

 

ブランドのマンション買うはどんな人

大手デベロッパーが売り出している

豪華高額マンションのことを

「ブランドマンション」というらしい。

そして、マンションを買うなら、

都心徒歩6分以内の「ブランドマンション」がお勧め、

なぜなら資産価値が下がらないから、

という論調をよく見かける。

が、

そういうマンションはべらぼうに高い。

確かに、借入額上限までローンを借りるなら、

ペアローンなら、という人もいるのだろう。

しかし一方で、そういう記事には、

「ただし手取り年収の20%以内程度の返済額にしよう」

みたいなことが、ちょろっと隅に書いてある。

ん?

ということは・・・

そういうマンションは9000万以上するから、

ざっくり35年0.4%で借りられたとして・・・

手取りが月140万くらいの人?

とすると・・・年収2500万とか?

あー、なるほどー。

そうでしたか。

30歳時点で年収2500万の人ってどういう仕事?

 

庶民には関係ない話ですな。

 

 

 

 

家は本当に地位財だろうか。

経済学用語に「地位財」「非地位財」という区分がある。

「地位財」というのは、他人との比較で満足を得るようなもの。

例えば、社会的地位、貯蓄、ブランド品、家、車など。

「非地位財」というのは、主観的に幸せを感じるもの。

健康、自由、余暇、愛情など。

 

と、一般的にそういう風に言われているし、

ある意味では、すごく納得できる。

 

が、よくよく考えてみると・・・

そうでもないぞ、と思うのだ。

だって、家なんていうものは、

他人と比べるために住むわけではない。

その町に住みたいから住むわけで。

あるいは、住まなきゃいけないから住むわけで。

車なんてのも、田舎では必需品

ということだって考えられる。

他人と比べるとかではなくて、

単純に必要なものなのだ。

 

逆に、健康自慢をするような人は、他人と比べている。

「この年でも私の方が若いのよ」みたいな。

愛情自慢だってそうかもしれない。

「私、あなたより愛されているの」と。

 

つまり、そのものが「地位財」になるのか、

「非地位財」になるのかは、その人次第だということだ。

その人の心の問題なのではないだろうか。

 

防犯対策あり過ぎ!

戸建に住むのは人生初めてなもんですから、

必要以上に心配性になっているのです。

マンションと違って、自由な反面、

防犯も自由・・・という。

どうしよう。

で、色々調べたらあるわあるわ。

昨今の凶悪事件の影響もあって、

防犯市場は盛り上がっているようです。

ただ、強盗のような凶悪事件の場合、

戦うしかないという可能性もあり、

庶民が対策ができるのは、

「空き巣」です。

 

「空き巣」のほとんどが窓から侵入するらしいです。

それも、窓全体を壊しまくって入るわけではなく、

小さくこっそり破って、窓の鍵を開けて入ってくるようです。

なぜなら、見つかりたくないからです。

「音」「光」「カメラ」は苦手なようです。

 

となると・・・

大きな音のなる仕組み、

明るい照明、防犯カメラは嫌でしょう。

さらに、そういうもの全てを掻い潜っても、

「窓」が開かなければ、入っては来ないということ。

 

すべても窓にシャッターを付ければ、

まず入ってこないでしょうが、

それはちょっと現実的ではないです。

豪邸はそういうところもあるみたいですが。

 

すべての窓に面格子を取り付けるという手もありますが、

大きな窓に取り付けると、牢屋のような雰囲気に。

小さめの窓には付けた方がいいのかも。

ただ、空き巣によっては面格子も簡単に取り外すらしい。

 

だとしたらやっぱり「補助錠」?

頑丈な取り外しにくい補助錠?

あるいは補助錠を5個くらい付けるとか?

 

防犯対策、悩みます。

 

 

 

 

 

 

 

40過ぎたら「毛」が大事?

40歳を過ぎた辺りから、何かしらの衰えを感じ始める。

シミが濃くなってきたとか、シワが増えたとか、

疲れやすくなったとか、目が悪くなったとか。

中でも「毛」関係の衰えは激しい。

何となくおでこが広くなってきたとか、

そうでなくとも髪が少なくなってきたとか、

あるいは、白髪、癖、パサつき。

 

あれ?

とある日思う。

私の髪、ずっとストレートで多毛だったのに。

それで美容室に行って慌てて縮毛矯正やら

トリートメントやらの施術を試す。

 

そしてふと、鏡に映った自分のまつ毛に驚く。

まつ毛、もう少しでなくなりそうじゃん〜!

 

というわけで、まつ毛用の美容液なんかを試してみる。

やったこともないまつエクなんかをやってみようか。

確かに、まつ毛はあるとないとではかなり違うのだった。

「毛」って大事なのね・・・。

 

 

 

 

 

 

goldカードは怖すぎる・・

「goldカード」といえば、

なんちゃらカードのワンランクupバージョンであるが、

当然、年会費が搾取される。

それはわかっているのだけれど、

つい、

「今だけ加入すれば、修理・補償が無料になりますし、

1年分の年会費はポイントで払えます」

とか、

「ずっと携帯料金を払い続けるのなら、

年会費は無料と同じです」

とか、そういう説明に騙されてしまう。

もちろん、ちゃんと1年後に解約手続きをしたり、

ポイントが年会費に充当されるように

ネット上で設定を怠らないのであれば、

お得なのかもしれない。

が、

いつの間にかそんなことは忘れている。

忙し過ぎて、できないこともある。

だから、たいてい損をしている。

年会費の払い損である。

そして数年が経過して・・・

気がついたら数万円も払っていた!!

そういうこともあった。

だからもう、

goldカードは持たない。