GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代
アダム・グラント著
読んでいて明るい気分になる本だ。
簡単に要約してしまうと・・・
「人のために行動することが、巡り巡って自分のためにもなる」
という、日本人にとってはどこかで聞いたような内容なのだが、
著者は、アメリカの組織心理学者。
『ビジネスウイーク』誌のFavorite Professorsにも選ばれ、
「グーグル」「ゴールドマンサックス」などで、
コンサルティングも行う人物。
であるからして、決して日本的な「精神論」になってはいない。
もう少しビジネスよりというか・・・金銭も損得も含んでいる。
あくまでもビジネスの世界のお話だ。
だとしても・・・
「人を押し退けて、己の利益だけを追求した奴が、結局は勝つ」
的なことを言われてしまうより、
「いやいや。犠牲を厭わず献身的な人が成功者には多い」
と言われた方が、気持ちがいいものだ。
そうだよね。
そうであるべきだよね。
そうである方が、世の中は幸せになるよね、
と思うのである。
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